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家の鍵をカードキーに変えたい!交換方法や費用について解説します

2020.03.11 防犯

近年、防犯性の向上により、平成15年(2003年)以降は減少傾向であり、2018年の侵入窃盗の認知件数は62,745件と減っています。しかし、認知件数の約半数である36,663件が住宅への侵入です。

一日当たり約86件の住宅侵入が発生しており、認知されていない件数を含めると多くの住宅が被害に遭われています。

そのため、家の鍵をより防犯性の高い鍵に交換するのは、非常に大切なことなのです。ただ、「防犯性の高い鍵って何があるのか」という疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

そこで、家の鍵をより防犯性の高いものに交換するときにおすすめしたいのが「カードキー」です。

家の鍵をカードキーにすることで不正な住宅侵入を防ぐことができます。「カードキーの鍵もいいかもしれないけど、費用とか交換方法ってどんな感じなの?」と思っているかもしれません。

ということで今回は、家の鍵をカードキーに交換したいときの方法や費用についてご紹介します。

家の鍵をカードキーに交換方法と費用

ここでは、家の鍵をカードキーに交換方法と費用についてご説明します。

鍵業者に依頼して家の鍵をカードキーに交換する

家の鍵をカードキーに交換する際は、鍵業者に依頼すると良いでしょう。なぜなら、カードキーへ交換方法を知っているため、スムーズに交換ができるからです。

しかし、「カードキーを自分で取り付けたい」「費用を安く済ませたい」と考えている方もいらっしゃることでしょう。そういう場合は、既存ドアに簡易取り付けができる電池式のカードキーを使うと良いでしょう。

既存のドアに貼り付けるようにして使うタイプのカードキーであれば、工事費用は低額に抑えられています。

電池式のカードキーを家の鍵につかったときのデメリットとしては、電池交換が面倒であるという点と、簡易取り付けのカードキーなため、防犯性の向上は見込めません。

防犯性向上をしたいという本来の目的にずれてしまうため、鍵業者にドアごと交換して、カードキーにしてもらうと良いでしょう。

ドアごと交換する場合、電池交換をしなくてはいけない不便さは解消され、防犯性の向上も見込めます。

ただし、大がかりな工事が必要となるため、費用の面ではより大きな金額となってしまいので、予算に合うかどうかを複数業者から見積りを取っておきましょう。

家の鍵をカードキーに交換したときの費用の相場

カードキーへの交換時にかかる費用の相場は、およそ2万円~10万円となっています。簡易で工事が少ないものほど費用も安くなり、電気配線の工事が要るものは高額です。

また交換するカードキーの種類によっても、値段は比較的低価格なものから数十万のものまで、さまざまな商品があります。

家の鍵をカードキーへ交換するときの費用は、カードキー本体の価格に大きく関係します。カードキーへの鍵交換をお考えの方は、ぜひ参考に以下のリンクから料金をご覧ください。

家の玄関の鍵交換についての料金表はこちらからご覧いただけます。

家の鍵をカードキーに交換して得られるメリットとデメリット

家の鍵をカードキーに交換するメリットとデメリットについてご紹介します。

家の鍵をカードキーに交換したときのメリット

カードキーを採用することで、家の鍵の防犯性が高くなります。鍵穴を無くすこともできるため、ピッキングなどによる住宅への侵入窃盗を防ぐことができます。

また、鍵穴へのイタズラをされることもなくなるでしょう。さらに、カードキーである防犯上の大きなメリットには、オートロックもあります。

解錠から一定の時間が経過すれば、自動で鍵がかかるため、侵入窃盗で45%以上もある最大の被害理由である、「鍵をかけていなかった」ということを防止することができます。

カードキーの防犯性以外のメリットでは、カードキーをカードリーダーに近づけるだけで鍵開けが可能であるため、とても利便性が高いことも大きなメリットの1つです。

カードキーのタイプによっては、家の鍵が開けられたことを報告してくれるものや、鍵が開いた時刻を記録する機能もあり、それらの機能を利用することで不正な侵入が行われていないかを確かめることもできます。

また従来の鍵の代わりにカードを持ち運ぶだけで使えるため、暗証番号を覚える必要もなく、使い勝手が良いのもメリットです。

このように、家の鍵をカードキーに交換すれば、防犯性と利便性の上での大きなメリットを得ることができます。

家の鍵をカードキーに交換したときのデメリット

防犯性と利便性の高さは、そのままデメリットになることもあります。

例えば、オートロックはカードキーを持たずに家の外に出たら、そのまま閉め出されるリスクもあるため注意が必要です。

カードキーは財布などにも入れることができるため、財布といっしょに落としたとき保険証や自動車免許証と一緒に拾われてしまい、住所を教えて家の鍵を渡すことにもつながります。

財布を盗まれたときも、そのリスクは高まります。また、カードキーを紛失したときにも、鍵業者では複製を作ることはできません。

メーカーにスペアのカードキーを送ってくれるように頼む必要がありますが、スペアのカードキーの到着までには数日かかり、これまでの旧来の鍵に比べて、その金額は高くなります。

そして、精密機械であるため、従来の鍵に比べると故障が多くなることもデメリットです。停電や電池切れを起こせば、ドアを開くことができなくなることも考えておく必要があります。

このように、カードキーは便利で防犯性も高い種類の鍵と言えますが、デメリットもいくつかあるため注意しなければなりません。

まとめ

家の鍵をカードキーに交換するときは、他の鍵よりも費用面では高くつきます。

低価格帯のものから高額なものまで商品は無数にありますが、工賃よりもカードキー本体の値段が費用のほとんどです。

高額なカードキーですが、そのオートロックを頼ることで、「鍵のかけ忘れ」を防ぐことができます。

いくつかの注意点に気をつけることができれば、カードキーを使いこなすことで、家の防犯性を大きく向上することができるでしょう。

お問い合わせはこちらから

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WRITER この記事を書いたのは…

著者: 坂本祐一

大手金庫メーカー在籍3年、後に鍵開けチェーン店に勤務 その後マッハ鍵サポートに入社、鍵歴10年のベテランです。 セミナー講師、鍵連載コラム多数あり。

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