column

column 鍵屋の豆知識コラム

玄関のスマートキーを後付けするメリット&デメリットを解説!

2020.03.02 セキュリティー


スマートキーは普及が進んでいる鍵の1つであり、最近は玄関のドアに後付けでスマートキーをつける人も増えています。

利便性と防犯性が高いスマートキーですが、具体的にはどういったメリットがあるのでしょうか?

またスマートキーの後付けにより発生するデメリットはあるのでしょうか?

ということで、今回は玄関のスマートキーを後付けした場合に得られるメリットと、考慮しておくべきデメリットについてご紹介します。

スマートキーが持つメリットとデメリットを比較し、最適なスマートキーを手に入れましょう。

スマートキーを玄関に後付けするメリットとは?

スマートキーは多くの便利な機能や、防犯に役立つ機能が備え付けられています。

しかし、スマートキーの種類によって機能が異なるので、自分に最適なスマートキーを選ぶときには、スマートキーにはどのような機能があるのかを知っておきましょう。

そこで、スマートキーのメリットには以下のようなメリットがあります。

  • スマートキーを玄関に後付けしたときに得られる便利な機能
  • スマートキーを玄関に後付けしたときに得られる防犯性

それぞれのメリットについて簡単にご説明していきます。

スマートキーを玄関に後付けしたときに得られる便利な機能

スマートキーを玄関のドアに後付けした時に得られるメリットの一つに、鍵を持ち運ぶ必要がないというものがあります。

鍵を持ち運ぶ必要がない代わりに、スマホ、カードキー、リモコンなどを持ち運びます。これらの鍵の代用になるものが電子情報を玄関のドアに送信し、ドアを自動的に開けます。

鍵を持ち運ぶ必要がなくなること、鍵を開ける動作をしなくてもすむことが、スマートキーの代表的なメリットです。特にこのメリットは買い物終わりの主婦や、手荷物が多くても鍵を開けられないという状況に役に立ちます。

また、スマートキーには「アプリ」などを用いることで、鍵代わりとして使えるスマホを増やすことができます。

家族のスマホだけでなく、友人や恋人などのスマホもアプリを用いることで合鍵として使えるようになります。

鍵をシェアすることが容易であることも、スマートキーならではのメリットです。

シェアの機能には、「合鍵として使える時間を設定できる」ものもあるため、期間限定の合鍵としても使えます。

スマートキーを玄関に後付けしたときに得られる防犯性

スマートキーを玄関に後付けすることで、防犯性を向上するというメリットも得られます。

最も普及している後付けのスマートキーは、工事いらずのタイプであり従来の鍵にカバーのように被せて使えるようになります。

こういったタイプでは鍵穴に対するピッキング対策は向上しませんが、オートロックなどの機能があるため、「鍵のかけ忘れ」を防ぐことができます。

また、より本格的な工事をすれば、鍵穴を無くしてピッキング対策を施すこともできます。

スマートキーのなかには、鍵を開けた時間の履歴や、鍵開けがされたら通知が届くタイプのものもあり、不正な鍵開けの有無を確認できるので、防犯性の向上が考えられます。

もし、家にいないときに鍵開けの情報がスマホに届けば、不正な侵入を素早く察知でき、警察に通報する時間を早められます。

玄関のスマートキーを後付けしたときのデメリット

スマートキーは有能な鍵ですが、全くデメリットがない鍵ではありません。スマートキーには以下のようなデメリットがあります。

  • バッテリーや電池が切れると機能しなくなる
  • スマートキーのオートロック機能が仇になることがある

スマートキーならではのデメリットもあると理解することが、玄関にスマートキーを後付けするかどうかを判断するための材料となります。

それぞれ簡単にご説明していきます。

バッテリーや電池が切れると機能しなくなる

スマートキーは電子機器を鍵として使うため、鍵となるスマホなどのバッテリーが切れている場合や、玄関に設置したスマートキーのユニットそのものが電池切れしている場合では、玄関のドアを開くことができなくなります。

電力の残量については気をつける必要があることが、利便性の上でのデメリットです。

旧来の鍵穴を残しているタイプのスマートキーを後付けしていた場合は、今まで通りに鍵を使うことで玄関のドアを開くことも可能です。

しかし、鍵穴のないスマートキーは、鍵業者に対して合鍵の製作を依頼することも、ピッキングなどにより鍵開けを依頼することもできません。

いざというときは破壊することも視野に入れることになります。スマートキーを導入する際は十分に気を付けるようにしましょう。

スマートキーのオートロック機能が仇になることがある

スマートキーを玄関に後付けしたとき、防犯上のデメリットは特にありません。しかし、使用方法を間違えてしまうと、その防犯性が仇になることがあります。

それは、オートロックにより外に閉め出されるリスクが常にあるということです。

鍵になるスマホやカードやリモコンなどを常に携帯して外に出る必要があるため、うっかりそれらを屋内に置いたまま外に出てしまえば玄関は開くことがありません。

また、玄関に後付けできるスマートキーのタイプには、旧来の鍵穴を残したまま使える簡易なものもあります。

しかし、そういったタイプではピッキングに対する防犯性の向上は見込めないことも注意しなければなりません。

まとめ

スマートキーを玄関に後付けすることで得られるメリットは多くありますが、使いこなすための注意点もあります。

デメリットを把握してこそ、スマートキーの利便性・防犯性を高めることができるでしょう。

また、空き巣は窓から侵入するケースが最も多いため、玄関以外にも防犯対策を向上させる必要があります。

防犯は多くの策を同時に構えることで、より良いものになります。スマートキーのメリット・デメリットをしっかり把握したうえで導入をしましょう。

鍵に関するご相談は、マッハ鍵サポートにお任せください。
お問い合わせはこちらから

関連記事
スマートキーケースの選び方!機能性と防犯性など選ぶポイントを解説!
車のスマートキーを紛失したときはどうしたらいい?

WRITER この記事を書いたのは…

著者: 坂本祐一

大手金庫メーカー在籍3年、後に鍵開けチェーン店に勤務 その後マッハ鍵サポートに入社、鍵歴10年のベテランです。 セミナー講師、鍵連載コラム多数あり。

最新記事

最新の開錠事例

※エリアや時間帯や混み具合によっては加盟店へ出動依頼をする事があります。