
家の鍵を失くしてしまった…そんなことが起きれば、なかなか普段の仕事や家事にも集中できなくなってしまいますよね。鍵を落としてしまうということは、第三者に対して「どうぞ自由に家へ入ってください」と他人に鍵を渡してしまうようなもの。
鍵を拾ってくれた人が、必ずしも警察などへ届けてくれる良い人とは限りません。この記事では、そんな緊急事態でも冷静に対処できる4つのステップをご紹介します。少しでも不安を解消しておくために、以下の内容をぜひ参考にしてみてください。
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まずは、自分の身の回りから確認してみましょう。思わぬ場所から出てくることも少なくありません。こんなところに鍵が!という「あるある」をご紹介します。
無意識に鍵を入れてしまっている場所といえば、コートのポケットの中です。いつもは鞄に入れているけど、急いでいたからコートにしまっていたなんてこともあるかもしれません。鍵に限らず、失くしものをしたときはコートから探してみる良いでしょう。
普段はあまり使うことのないバッグのポケットから鍵が見つかるのもよく聞く話。多機能なバッグほどさまざまな収納場所があります。普段からバッグの中身がごちゃごちゃという人は一度整理してみると、意外なものが発見できるかもしれません。
無意識にモノを入れてしまっているのがズボンのポケットです。「あるはずがない」と探ってみたら後ろのポケットから出てきたということも。また、収納しやすい便利だからこそ、ズボンのポケットはモノを落としやすい場所でもあります。
死角が多い車内だからこそ、探してみる価値アリの場所です。座席の下などはモノが落ちても気が付かないことも多く、たまに見てみるとお金が落ちていたなんてことも。また、意外にもシートの間に挟まっているケースもありますので探してみてください。
身の回りを探してみても見つからなければ、どこかで落としている可能性が考えられます。冷静になってその日の行動を振り返ってみましょう。
鍵を失くしたことに気づいたら、自分の行動を思い出し、どこかで落とす場面はなかったのかを振り返ってみてください。その日はどのような行動を取っていたのでしょうか。
以下のように、1日の行動を書き起こしてみると分かりやすいです。
実際に振り返ってみると、鍵を落とした可能性のある場所が候補としてあがってきます。特に居酒屋など立ち寄った場所に連絡してみることをおすすめします。
最近では、自分の身の回りに起きた出来事をSNSに書き込む人も少なくありません。友人と気軽に共有できるため便利ですが、鍵の紛失などのトラブルを書き込むのは危険です。Twitterなどは不特定多数の人が閲覧できるため、被害に遭う可能性が高くなります。
それでも鍵が見つからなければ、警察を頼ってみてください。運が良ければ、鍵が届いていることもあります。また、遺失届の書き方についても確認しておきましょう。
遺失届はいくつか記載する(聞かれる)項目があります。
また、警視庁のサイトでは、遺失届の記入例や注意事項を確認することができます。
すぐに連絡を受けるためにも、鍵の特徴をなるべく詳しく書いておきましょう。メーカーやブランド以外にもキーホルダーなども伝えると分かりやすいです。
紛失した鍵は、都道府県の遺失物公表ページからも探すことができます。
失くしたと思われる都道府県警察のページへ移動し、
の項目を選択すれば、どこにどのような遺失物が届いているのかが確認可能です。
ただし「建物用鍵 銀色系」など、大まかな情報しか知ることができません。また、遺失物は届けられてから3ヶ月程度しか保管されませんので注意してください。
「鍵が見つからない」
「急いで鍵を開けてほしい」
そのような状況を早急に解決するなら、鍵専門店に交換もしくは開錠の依頼をしてみてください。電話一本で駆けつけてくれて、一般的な鍵であれば時間もかかりません。
料金の相場は「開錠」だけなら5,000円~、交換を希望する場合は10,000円~となっています。ただし、鍵の種類によっても費用は大きく変わってきます。
鍵を紛失したら焦ってしまうものですが、冷静になって考えなければ何も解決しません。何をしなければならないのか、普段からシミュレーションしておくと良いでしょう。また、どうしても鍵交換が必要になった場合は、防犯性の高い鍵への取り替えをおすすめします。
大手金庫メーカー在籍3年、後に鍵開けチェーン店に勤務 その後マッハ鍵サポートに入社、鍵歴10年のベテランです。 セミナー講師、鍵連載コラム多数あり。
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