column

column 鍵屋の豆知識コラム

泥棒に金庫の鍵開けをされないようにするにはどうしたらいい?

2020.02.18 金庫鍵開け

金庫破りは日本国内でも年間1,000件以上発生し、1日では平均で3~4件も発生しています。

つまり泥棒に金庫を狙われる危険性は常にあると考えるべきです。いつ、あなたが被害に遭われるかはわかりません。

しかし、「金庫破りされてしまうのは困るけど、どのように対処したらいいのかわからない…」と悩んでいる人もいらっしゃるのではないでしょうか?

ということで今回は、金庫を泥棒の鍵開けから守るための方法をまとめました。

金庫を泥棒から守るための方法を知り、実践することで防犯性を高めるべきです。ぜひ最後までご覧ください。

泥棒から金庫を守るための方法

まずは金庫を狙う泥棒の傾向を知るべきです。金庫破りを行う泥棒は複数犯で、同じ地区や近接する地区を連続して狙う傾向があります。

そのため、近所で泥棒による侵入窃盗事件などが発生しているときは、普段よりも注意するようにしましょう。

その他にも以下のような対策をすることで金庫破りから金庫を守ることができます。

  • 泥棒対策として鍵開けされにくい金庫を選ぶ
  • 金庫の鍵は高度なものを選ぶ
  • 複数の鍵を採用している金庫を選ぶ

それぞれについて簡単にご説明していきましょう。

泥棒対策として鍵開けされにくい金庫を選ぶ

金庫には耐火性に優れている金庫と、盗難対策に優れている防盗金庫の2種類があります。

泥棒対策として選ぶべきは、後者の防盗金庫になります。

防盗金庫とは、工具などによる破壊に対して強い耐性を持っている金庫であり、防犯性の高い金庫といえます。

こういった金庫を選ぶことで、泥棒に金庫の中身を盗まれにくくなるわけです。

金庫の鍵は高度なものを選ぶ

金庫の鍵には多くの種類がありますが、基本的にはより新しい種類の鍵であるほど、鍵開けは困難です。

防犯性に優れた新しい鍵は、値段も高くなっていますが、より高度な防犯性を金庫に持たせて安心を提供してくれます。

一般的な鍵よりも、ディンプルキーなどのピッキングに強い鍵を選ぶとよいでしょう。

また、ピッキングなどで鍵開けされにくい鍵を選ぶだけでなく、合鍵を作りにくい鍵を選ぶことも効果的です。

マグロック式の鍵や、生体認証などが採用された鍵は、複製される心配がありません。金庫を選ぶ際は金庫の鍵をしっかりチェックしておくと良いでしょう。

複数の鍵を採用している金庫を選ぶ

金庫には2種類以上の鍵が採用されているものがあります。ダイヤル式とシリンダー式の鍵の2つがあれば、泥棒はその2つを鍵開けする必要が発生します。

泥棒が気にすることは犯行時間です。なぜなら、長く犯行を行っていればそれだけ誰かに見つかりやすくなり、警察に通報される確率が高くなるからです。

そのため、2種類以上の鍵を併用することで、泥棒が金庫の鍵開けにかかる時間が増えるため、盗みに入った泥棒を撤退させる効果も上がります。

1つの鍵だけに頼るのではなく、複数の鍵で金庫を泥棒から守るようにするとよいでしょう。

金庫の防犯性以外で泥棒から守る方法

工具を使い、時間をかければ、ほとんどの金庫は泥棒にこじ開けられてしまうので、壊されにくい金庫や、鍵開けが難しい鍵を選ぶだけでは、泥棒対策としては不十分だと考えられます。

金庫の防犯性だけに頼るのではなく、以下のような防犯対策を併用することで金庫を泥棒から守ることができます。

  • 金庫を人目につかない場所へ隠す
  • 金庫を持ち運ばれないようにも気を付ける
  • 金庫の鍵の管理にも気を付ける
  • 監視カメラを設置屋かよくの鍵を強化する

それぞれについて簡単にご説明していきますね。

金庫を人目につかない場所に隠す

金庫がどこにあるかが分からなければ、泥棒に金庫を鍵開けされることも壊されることもありません。

そのため、金庫は人目につきにくい場所に設置するようにしましょう。

また、来客や出入りの業者などの目に触れるような場所には、絶対に金庫を置かないようにしましょう。

少しでも金庫の位置を隠すことが、効果的な泥棒対策になります。

金庫を持ち運ばれないようにも気をつける

鍵開けが困難な鍵であったとしても、金庫そのものを持ち去るという手法を泥棒は使っています。

なぜなら、持ち帰った後で時間をかけて金庫を開ければ、どんな丈夫な金庫でも鍵でも壊せるからです。

金庫の設置場所には、金庫の扉以外の3方向に人が近づけない工夫をすることが重要です。

家具を設置する、壁を利用する、もしくは押し入れの中に金庫を設置しておけば、運び出しにくくなるので、持ち去り防止になります。

金庫の鍵の管理にも気をつける

防犯性が高い金庫であったとしても、鍵を発見されてしまえば金庫は即座に鍵開けされてしまう危険があります。

鍵がどこにあるのか、泥棒に気づかれにくいような工夫を施すことで、金庫の防犯性を十分に発揮します。

もちろん金庫の鍵は必ずかけることも大切です。ダイヤル式の金庫の鍵開けが面倒だからといって、鍵を開いたままテープで固定していたりすれば、金庫として役に立ちません。

金庫や鍵の管理をきちんと行うことも、有効な泥棒対策になります。

監視カメラを設置や家屋の鍵を強化する

泥棒に金庫の鍵開けをさせないための方法には、そもそも金庫が設置してある屋内に近寄らせないという方法もあります。

金庫だけでなく、その周辺の防犯性を高めることで、泥棒による盗難から財産を守れます。

ドアの鍵を防犯性の高いものに変える、監視カメラを設置することも有効な対策です。

1つの防犯対策だけで泥棒から金庫を守るよりも、複数の防犯対策を併用することを選択すべきです。

金庫破り以外にも、空き巣などの侵入窃盗事件は多発していますから、ぜひとも監視カメラや家の鍵の強化なども検討しましょう。

まとめ

金庫を泥棒に鍵開けされないためには、防犯性の高い鍵を選ぶことや、複数の鍵が採用された金庫を選ぶことが効果的です。

また、それ以外にも多くの防犯対策を併用することで、より泥棒の被害に遭う確率を下げられます。

確実な防犯はありません。防犯には複数の方法を用いるということが、重要な考え方なのです。

金庫の鍵を防犯性にすることは防犯力を高める第一歩です。

金庫の鍵を交換したい、その他鍵に関するご相談はマッハ鍵サポートにお任せください!
お問い合わせはこちらから

WRITER この記事を書いたのは…

著者: 坂本祐一

大手金庫メーカー在籍3年、後に鍵開けチェーン店に勤務 その後マッハ鍵サポートに入社、鍵歴10年のベテランです。 セミナー講師、鍵連載コラム多数あり。

最新記事

最新の開錠事例

※エリアや時間帯や混み具合によっては加盟店へ出動依頼をする事があります。