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金庫の鍵紛失に気付いた!すぐ警察に届けるべき?

2020.02.11 金庫鍵開け


金庫の鍵紛失に気づいたときは、周辺を自力で探すと思いますが、しばらく探しても金庫の鍵が見つからなかったら…遺失届を警察に出すべきなのでしょうか?

結論から言うと、なくしてしまった鍵を自力で発見することができなければ、警察に届けを出した方が良いです!

なぜなら、警察に相談することで解決できるケースもあるからです。

また、防犯上の面でも警察への届け出はすべきです。

しかし、遺失届を受け取ってもらうにためには条件もあるので、少しばかり注意が必要です。

金庫の鍵紛失を警察に届けるべき理由

例えば、金庫の鍵を自宅外で落としてしまったとすると、それは防犯上の大きなリスクになります。

また、金庫の鍵だけを落としたのでしょうか?それとも、金庫の鍵が入ったカバンなどを落としてしまったのでしょうか。

個人情報が特定できる免許証と鍵を同時に落とすことは危険な状態です。

そもそも鍵紛失の原因は自分の不注意でなくしただけなのでしょうか?

もしも、盗まれていたとすれば、金庫が狙われている危険も考えられます。

このようなことから、金庫の鍵紛失の際は警察に届け出をした方が良いのです。

そのほかにも、警察に届け出をした方が良い理由があります。

警察に金庫の鍵紛失を届ければ見つかることがある

もしも金庫の鍵を屋外や、出かけた先の店などで落としていたとすれば、自力で発見することは難しくなるでしょう。

しかし警察に遺失届を出すことで、誰かが拾ってくれた金庫の鍵を見つけ出せるかもしれません。

すぐに鍵を見つけ出せれば、ただ落としただけという判断ができます。

防犯のために金庫の鍵を取り替えるなど、費用がかかる行いをしないための判断材料の1つにもなります。

必ず見つかるとは限りませんが、遺失届を出すことで善良な市民の協力を得られやすくなるのは事実です。

金庫破りの被害件数は思いのほかと多い

2019年の1月~11月の間発生した金庫破りは1,229件です。

金庫破りは1日3~4件ほどのペースで発生している事件であり、決して珍しい犯罪ではありません。金庫の鍵紛失を警察に届け出ることで、警察には情報が蓄積されます。

金庫破りの現状は、集団による犯罪も多く、また同じ地区や近い地区で連続して犯行を繰り返す傾向があります。

もしも、近隣地区で金庫破りや事務所荒らしが発生していれば、その情報を警察から聞けるかもしれません。

金庫の鍵紛失の理由に、盗まれたのではないかという疑問がある方は、警察に相談することで防犯に有益な情報を得られることもありますし、さらなる事件を未然に防ぐことにつながる可能性もあります。

侵入窃盗のリスクも考える

2018年における侵入窃盗の総数は26,690件にも及び、合鍵を使った侵入も1.8%起きています。

金庫の鍵も種類によってはすぐに合鍵を作れるので、窃盗犯のなかには拾った鍵や盗んだ鍵から合鍵を作る者もいます。

紛失した鍵が事業所などで使っている金庫のものであり、その金庫には大量の現金などが入っているとすれば不安に思うべきかもしれません。

警察に届け出を行い、窃盗犯の情報を聞いてみることも防犯上のメリットになります。

窃盗のリスクが懸念されるときは…

窃盗のリスクが懸念されるときは、金庫を鍵業者にすみやかに開けてもらい、中身を確認しましょう。

盗まれていないことが分かれば、金庫の中身を別の安全なところに移動させることで、防犯上のリスクを軽減できます。
 

金庫の鍵紛失を警察に届けるときの注意点

金庫の鍵紛失も遺失届として警察に届けることを推奨しますが、冒頭でご紹介したように、金庫の鍵紛失を警察に届けるときには注意点があります。

明らかに自宅で紛失してしまっただけ…という場合などは、遺失届として受けつけてもらえないこともあります。

具体例としては、ついさっきまで金庫の鍵を使っていて、家のどこかに置いてしまい、その行方が分からない…というような場合では、遺失届として受理してはもらえないのです。

自宅のどこかに金庫の鍵があることが分かっている場合の対処法

自宅のどこかに金庫の鍵があることが分かっている場合は警察に届け出を行ってもムダなので、自力での捜索を試みるべきです。

普段から鍵を置いている場所などを、再び探してみましょう。

最後に鍵を持っていた記憶がある場所に向かい、その周辺を探してみるべきです。すぐに見つかる可能性があります。

どうしても鍵が見つからず、また金庫の鍵をすぐに開けたい場合には鍵業者への依頼を行えば解決します。

鍵穴から合鍵を作ってもらうことができますし、紛失した鍵が誰かに拾われたり、悪用されたりすることへの懸念があれば、鍵業者に金庫の鍵そのものを交換してもらうことで安心を得られます。

まとめ

金庫の鍵紛失に気づいたとき、まずはどこで鍵をなくしたのかを考えるべきです。

自宅のどこかでなくしたのであれば、警察に行っても遺失届を受け取ってはもらえません。

ですが、自宅の外やどこでなくしたのか不明な場合は警察に届ければ、誰かに拾われた鍵が戻って来ることもあります。

また金庫の中身は貴重品であるため、その鍵を紛失することは大きな防犯上のリスクです。

金庫の鍵を盗難された危険性が考えられるときは、迷わず警察に相談してみましょう。

鍵紛失で鍵が開かない!というような場合、マッハ鍵サポートもお力になれます!

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WRITER この記事を書いたのは…

著者: 坂本祐一

大手金庫メーカー在籍3年、後に鍵開けチェーン店に勤務 その後マッハ鍵サポートに入社、鍵歴10年のベテランです。 セミナー講師、鍵連載コラム多数あり。

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