
車の鍵を落としてドアが開かなくなる、インロック(車内への鍵の閉じ込め)しまうなどといったことは、多発するトラブルです。そして、車の中に子どもが閉じ込められるという状況になることもあります。
そのような場合はあわててしまうと思います。状況によっては車に閉じ込められた子どもの命が危険にさらされることもあるので、パニックになってしまう方もいるかもしれません。
しかし、あわてたりパニックになっていたのでは解決できません。
真夏などで気温が高い場合や、子どもの体調が悪い場合には、すみやかな対策を取る必要があるので、落ち着いて行動し、子どもを危険から守りましょう。
今回は、車の鍵を開けられない、そして、車の中に子どもが閉じ込められているというような緊急事態に取るべき行動について解説します。
Contents
まずはスペアの鍵を持っていないかを思い出しましょう。
バッグやいつも持ち歩いているものの中に、スペアの鍵がないかどうか確認してください。
スペアの鍵があれば、ドアを開けて子どもを外に出すことが可能ですし、どんな方法よりも、最も短い時間でこの状況を解決することができるはずです。
スペアの鍵が見つからない場合は、専門家の力を借りて解決する必要があります。
JAFの会員であれば、車の鍵を無料で開けてもらうことが可能です。
JAFの会員でなかったとしても、有料で車の鍵を開けてもらうことができるので、JAFなどのロードサービスに連絡してみましょう。
JAFなどのロードサービスには多くの依頼が入っているため、すぐさま対応することが難しい場合もあります。
ロードサービスに連絡しても、すぐに対応してもらえない状況のときは、鍵業者に依頼することをおススメします。
地域密着型の鍵業者も多いので、すぐに駆けつけてもらえる可能性があります。
そして、すぐ鍵業者の出張サービスを利用できれば、JAFなどのロードサービスよりも早く、車のなかに閉じ込められてしまった子どもを助けることができるでしょう。
もちろん費用は有料ですが、JAFよりは早く対応してもらえることが多いというメリットがあります。
車の鍵が開かないという場合で、子どもが車内に閉じ込められている状況が、真夏の暑い時期や子どもの体調が悪いというときには、一刻も早く車の鍵を開けて、子どもを救出する必要があります。
例えば、気温が35度のときでは、エアコン停止から、わずか15分後には人体にとって危険なレベルまで、車内の温度が急上昇します。
そのため、車に子どもが閉じ込められるというようなトラブルが暑い日に発生した場合は、すみやかな決断が必要です。
子どもが閉じ込められている車にエアコンがかかっていない場合は、大変危険な状況、緊急事態であるという認識を持ちましょう。
命の危険があるため、ためらうことなく119番に連絡しましょう。
ロードサービスや鍵業者に連絡して呼び寄せたところで、それから鍵を開ける作業を行うのでは、遅すぎることがあります。
車の鍵を開ける作業時間を考えると、車に閉じ込められた子どもを安全に助けられるとは限りません。真夏の車のなかに閉じ込められて子どもが死亡するケースは少なからず発生しています。
真夏の車の中に子どもが閉じ込められたときは、すみやかに119番に電話をかけて、レスキュー隊を呼ぶようにすることが最良の判断になります。
この状況は車のなかの子どもの命が危険にさらされている、緊急事態であることを忘れてはいけません。
また救助された子どもに熱中症などの症状があれば、すぐに病院へと搬送することが可能であるという点でも、119番に連絡した方が良いです。
すみやかな対応を取らなければ人命に関わることもあるため、緊急事態だと判断した場合は、ためらうことなく119番をしてください。
なおスマホの位置情報をONにしておくと、スマホの位置が消防にも伝わりますから、救急車に迅速に到着できるよう、スマホの位置情報をONにしておくとよいでしょう。
車の鍵が開かず、子どもが車の中に閉じ込められているという状況では、パニックになってしまう人も少なくありません。
その場合、自ら判断し、行動するのは難しいこともありますから、周囲に誰かがいる場合は助けを求めましょう。
例えば、コンビニの駐車場で子どもが車内に閉じ込められたのであれば、コンビニの店員やお客さんに状況を伝えることでサポートしてもらえます。
自分がパニックになり冷静でないときは、周りの人を頼りましょう。自分のかわりに冷静な対応を取ってもらえます。
周囲の善意に頼ることで、緊急事態に応じたサポート体制を作ることが可能です。
車のなかに鍵だけでなくスマホも閉じ込めてしまっている場合もあるかもしれません。
そして、周囲に誰もいないという状況のこともあるでしょう。
さらには、スマホの電波が入らない場所で、子どもが車内に閉じ込められるというトラブルが発生することもあり、そのような場合は孤立してしまいます。
そういったときは、自力でトラブルを解決するための行動を取ることが必要です。
周囲に固いものが落ちていないかを探してみましょう。
石などがあれば幸いです。
そういった固いものを使って、車のガラスを割り、車内に入り、子どもを救出しましょう。
フロントガラスは頑丈ですし、仮に割れたとしても走行に不便ですから、車のガラスを割るのであれば、ドアのガラスを割ってください。
車の鍵が開かず、子どもが閉じ込められたときには、迅速な判断と行動を取ることが必要です。
とくに真夏の場合には、緊急を要することがあり、すぐに119番に連絡をするという判断が必要なこともあるでしょう。
周囲に人がいれば頼り、自分だけしか問題を解決できない状況であったときは、車の窓ガラスを叩き割って車内に入ってください。
涼しい季節や緊急を要しないと判断できる場合は、ロードサービスや鍵業者に依頼するのもおススメです。
鍵に関しては、マッハ鍵サポートにお任せください。
大手金庫メーカー在籍3年、後に鍵開けチェーン店に勤務 その後マッハ鍵サポートに入社、鍵歴10年のベテランです。 セミナー講師、鍵連載コラム多数あり。
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