
車の鍵を紛失してしまうと、車をどのように移動させるか、また、新しい鍵をどこでつくろうかといったことが気になると思います。
しかし、紛失したことを警察に届けることも必要です。
今回は、車の鍵を紛失した時は警察に届けた方が良い理由や、手続きの方法などについて詳しく解説します。
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車の鍵を紛失してしまったことに気が付き、思い当たるところを何度も探してみたけど、どうしても見つからない…となった場合は、警察に届けるべきか悩む人も多いのではないでしょうか。
スペアの鍵があるから、とりあえず不自由はない…という場合でも、車の鍵を紛失したら警察に届け出をしましょう。
車の鍵を紛失した場合、法律的に警察に届ければならないという義務はありません。
しかし、鍵を拾った人や、盗んだ人に悪用される可能性はゼロではないので、探しても見つからない場合は早めに警察に届けるべきです。
警察に届けておくと、外で落としている場合は見つかる可能性が高くなります。
車の鍵を失くしてしまうとすごく困るものなので、拾った人が警察に届けてくれる可能性は高いですし、届出しておけば、警察に届けられた時点で連絡をもらえます。
車の鍵を紛失して警察で手続きをする場合、遺失届を警察署に提出することになります。
しかし、遺失届の手続きをしたことがなくてどのようにすればいいかわからないという人もたくさんいると思います。ここでは遺失届の手続き方法についてご紹介します。
遺失届の手続きをする際には、身分証明書など必要な書類はありません。警察署で車の鍵を紛失したことを伝え、名前と住所、紛失物、電話番号を記入するだけで手続きは完了するので、何も難しいことはありません。
すぐに遺失届を提出したいけど、警察署にすぐに行けない場合や、警察署が近くにないという場合は電話で届出することも可能です。
車の鍵を紛失してから時間が経っている場合は、すでに警察署に届けられている可能性もあります。届出する警察署ではないところで保管されていてもネットで検索してもらえるので届出をする際にすでに見つかっていないか確認してもらいましょう。
また、インターネットから届出することも可能です。ネットで届出をしたい場合は警察の公式ページをチェックしましょう。
遺失届の手続きが完了すると遺失物受理番号が発行されます。車の鍵が見つかって警察から受け取る場合に受理番号が必要になるので大切に保管しておく必要があります。
ただし、インターネットで手続きをおこなった場合は受理番号が通知されないこともあります。
そのため、手続きが完了して受理番号を受け取ることができなかった場合は、届出先の警察署の会計課へ連絡して受理番号を教えてもらいましょう。
このような点を考慮すると警察署で手続きができない場合はインターネットではなく電話で手続きした方が、届け出を一度で済ませることができ、スムーズです。
車の鍵の落し物は結構あるものなので、自分の鍵の特徴を警察に伝えることができると警察側も特定しやすくなります。
紛失してしまった時のことを考えて、キーナンバーをメモしておいたり、キーホルダーなどを付けておいたりするとよいでしょう。
紛失した車の鍵を誰かが見つけて警察に届けられると、警察署から連絡がくるので受け取りに行きましょう。
遺失届の手続きの際には必要な書類などは何もありませんが、遺失物を受け取る時は必要な物がいくつかあります。
受け取りの時に必要なのは、身分証明書と印鑑、受理番号です。念のために受け取りに行く前に、警察署に何を持っていけばいいのか確認しておくと不備がなくてよいでしょう。
遺失物の受け取りは基本的には本人が受け取る必要がありますが、どうしても本人が受け取りに行けない場合、委任状があれば代理の人が受け取ることも可能です。
警察から鍵が見つかったと連絡を受けたらすぐに受け取りに行く人が多いと思いますが、場合によってはすぐに受け取りにいけない人もいると思います。
そのような場合でも3ヶ月以内には受け取りにいきましょう。
警察に届けられた遺失物は、届けられてから3ヶ月保管され、3ヶ月を過ぎると拾った人や国の物になるので、それ以降に取りに行っても受け取れなくなってしまいます。
警察まで行けない場合は、郵送してもらうことも可能なので郵送してもらいましょう。(送料は自己負担です)
警察から連絡が来たけど、すでに新しい鍵を作ったという場合でも、どちらかをスペアキーとして使用することができるので、きちんと受け取りに行きましょう。
車の鍵を紛失した時に警察に届けておけば、絶対に見つかるというわけではありません。
しかし、届け出をしておけば見つかる可能性は高くなりますし、手続きも簡単におこなうことができるので、できるだけ早めに届け出をしておきましょう。
車の鍵はあちこち持ち歩くことになるので、どれだけ気を付けていても紛失してしまう可能性は誰にでもあります。
保管する場所をいつも同じところにするなどして、できるだけ紛失しないような工夫をしていきましょう。
大手金庫メーカー在籍3年、後に鍵開けチェーン店に勤務 その後マッハ鍵サポートに入社、鍵歴10年のベテランです。 セミナー講師、鍵連載コラム多数あり。
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