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スマートキーの電池の寿命はどのくらい?電池交換のタイミングは?

2020.01.11 鍵について


車のスマートキーは車の鍵穴に差し込む必要がなく、ボタン1つで作動させることができるので、とても便利なものです。しかし、スマートキーの電池が切れてしまうと作動しなくなってしまうので、寿命がくる前に交換することが大切です。

今回は、スマートキーの電池の寿命や電池交換のタイミング(寿命が近付いているサイン)について解説します。また、電池を、なるべく長持ちさせるためのポイントについても紹介します。

スマートキーの電池の寿命はどのくらい?

スマートキーは電池によって作動するので、電池の寿命がくると作動しなくなってしまいますが、スマートキーの電池の寿命はどのくらいなのでしょうか。

また、急に電池が切れてしまったらどのようなことが起きてしまうのでしょうか。

スマートキーの電池の寿命は?

スマートキーの電池の寿命は使用頻度や使用環境、保管場所、電池の種類などによって異なりますが、1年から2年くらいが目安です。

急に電池が切れるとどうなる?

スマートキーの電池の寿命がきて操作ができなくなると、いろいろなトラブルにつながります。

スマートキーのなかに鍵が入っているタイプの場合は、その鍵を使ってドアの開閉やエンジンをかけたりすることができますが、鍵がついていないタイプの場合はドアの開閉ができなくなったり、エンジンをかけることができなくなってしまいます。

実際に、外出中にスマートキーの電池が切れたために車に乗れなくなってしまったというケースや車の中に閉じ込められてしまったというケースは少なくありません。

スマートキーの電池の寿命が近付いているサインとは?

スマートキーの電池の交換は、完全に切れてしまってからではなく、電池の寿命が近付いてきたタイミングでおこなうのがおすすめです。そのタイミングを逃さずに電池交換ができるように、スマートキーの電池の寿命が近付いているサインについて解説します。

リモコンの反応が鈍くなる

スマートキーを作動させようとしたときに反応が鈍くなってきた場合は、電池の寿命が近付いているサインです。

普段はポケットに入れたままでも作動していたのにポケットから出さないと反応しなくなったという場合や、結構離れた位置から作動させることができていたのに、ドアの近くまでいかないと作動しなくなったという場合などは、電池の寿命が近付いています。早めの交換を検討しましょう。

ランプが点灯しなくなる

スマートキーはいろいろな種類がありますが、なかには作動させる時にLEDランプが点灯するようになっているタイプもあります。そうしたタイプで、作動はするけどランプが点灯しないという場合は電池の寿命が近付いていると判断できます。

また、電池交換のタイミングを知らせてくれる機能がついているタイプもあるので、そういうタイプだと一目瞭然です。

電池を測定する機器でチェックすることも可能

テスターという機器を使ってスマートキーの電池の残量を測定することもできます。測定するためには本体から電池を外して専用の機器を使用する必要があるため、多くの人が手軽に実践できる方法ではありません。

しかし、測定できる機器があることを知っておくとよいでしょう。

スマートキーの電池の寿命が短くなる原因

スマートキーの電池の寿命は1年から2年くらいとご紹介しましたが、使用頻度などでこの期間よりも早く寿命が来ることがあります。逆に、長持ちする可能性もあります。

あまりにも早く電池の寿命がきてしまうという場合は、何らかの原因によって電池の減りが早くなっていることが考えられます。

そこで、スマートキーの電池の減りが早くなる原因について解説します。

車から近いところで保管している

車の近くに置いておくと使用する時に便利だからという理由で、スマートキーを車の近くに保管している人もたくさんいると思います。

たしかに、車の付近に保管しておくと使用する際に便利ですが、近くに保管すると車とスマートキーが電波の交信をずっとおこなっている状態になるため、早く電池が消耗してしまいます。

車の近くに保管すると、防犯という意味でもよくないので、保管場所は車から離れたところを選びましょう。

磁気を発しているものの近くで保管している

車の近くにスマートキーを保管すると電波の交信がおこなわれて電池の寿命が短くなることをご紹介しました。

しかし、車以外にも磁気を発しているものがあります。そういったものの近くで保管すると、スマートキーが電波の交信をおこなうため電池の減りが早くなります。

部屋の中で保管をする場合は、パソコンやテレビなど磁気を発しているものから離れた場所で保管しましょう。

電池の質が悪い

保管場所や使用方法に問題がないのに電池の寿命が短いという場合は、電池そのものの質が悪い可能性があります。

スマートキーの電池にはいろいろな種類があって、電池が長持ちする質の高い電池ばかりではないこともあるので、電池選びをする際に長持ちする電池かどうか、きちんと確認をするべきです。

スマートキー本体が古い

電池の質に問題がない場合でも長年使用しているため本体が劣化していると、電池の減りは早くなります。

また、劣化していなくても、本体に何らかの故障があれば電池の減りが早くなることもあります。

本体の劣化や故障の可能性が考えられる場合は、早めに修理や交換を検討しましょう。

まとめ

スマートキーの電池には寿命があるので、定期的に交換する必要があります。交換せずに使用している時に寿命がきて急にスマートキーが使用できなくなってしまうと、ドアの開閉ができなくなり、さまざまなトラブルにつながってしまうこともあります。

そのようなことにならないためにも、電池の寿命がどれくらいかを把握しておき、寿命がくる前に交換するようにしましょう。

鍵に関するご相談は、マッハ鍵サポートにお任せください。

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WRITER この記事を書いたのは…

著者: 坂本祐一

大手金庫メーカー在籍3年、後に鍵開けチェーン店に勤務 その後マッハ鍵サポートに入社、鍵歴10年のベテランです。 セミナー講師、鍵連載コラム多数あり。

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