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鍵屋が教えるロードバイクの鍵の選び方徹底ガイド!

2020.01.04 鍵について


ロードバイクは自転車のなかでも高級な部類に入り、そのため窃盗犯から狙われてしまうこともあります。実際、日本国内でもロードバイクの窃盗事件は一般的に見られる犯罪です。

そのため、ロードバイクの防犯対策はしっかりと行うことが必要で、最も基本的な防犯は「鍵をかけること」になります。

しかし、ロードバイクの鍵は多くの種類があり、初心者にはその選び方が分かりにくくもあるものです。

今回はロードバイクを守るための鍵の選び方をご紹介します。

ロードバイクを守れる鍵の選び方

ロードバイクの鍵は大きく分けて3つの種類に分かれています。

それぞれにメリットとデメリットが存在しているので、ロードバイクの所有者は、鍵の特色を理解した上で選ぶ必要があります。

ロードバイクの鍵の種類

ロードバイクの鍵にはワイヤーロック・チェーンロック・U字ロックがあります。

ワイヤーロック

ワイヤーロックはその名前の通り、ワイヤーを束ねた鍵のことです。

安価であるため購入しやすいものが多いですが、その反面、強度は弱いという特徴があります。そのため、ワイヤーロック単独での使用はロードバイクの鍵としては不安が残ります。

しかし、安価で軽量であることなど、長さがあるため取り扱いのしやすさなどに優れた点があります。

チェーンロック

チェーンロックは鎖を用いているため、ワイヤーロックよりも切断されにくい特徴がある鍵で、値段を出せば十分な防犯性能がある鍵もあります。

U字ロック

U字ロックは警察からも推奨されている自転車の鍵で、かなり丈夫な作りになっています。

そして、鍵の種類のなかでは最も丈夫とされる鍵の1つであり、ロードバイクを所有する方には必需の鍵と言えますし、最もオススメな鍵です。

ロードバイクの鍵の選び方は頑丈さがポイント

鍵をかけられたロードバイクが盗難に遭うケースの多くは、鍵そのものを切られているケースが多いです。

そのためロードバイクの盗難を防ぐ鍵の選び方は、切断されにくい頑丈な鍵を選ぶということが最も重要視される要素になります。

つまり、窃盗犯に切られない鍵、あるいは、切るまでに時間がかかる鍵を選ぶとよいでしょう。

ワイヤーロックよりはチェーンロックであり、チェーンロックよりはU字ロックが頑丈な鍵になります。

頑丈さを決める際は、鍵の太さや厚み、そして使われている金属の重量を知ることが必要で、可能な限り太さや厚みのあるものを探すことが、ロードバイクの鍵の選び方の鉄則です。

どの鍵もグレードと共に防犯性能が向上する

3種のどの鍵も、費用と効果と重量は比例するので、一般的に値段の高い鍵であるほど、切断されにくく頑丈であり、そして頑丈であるほどに重量も増えていきます。

ですから、費用をかけることで安心を得ることも可能になります。しかし、持ち運ぶ際の重量が増えてしまうことになり、軽さを追求してデザインされているロードバイクと、その周辺のアイテムのコンセプトとは真逆になります。

つまり、重たい鍵が個人のロードバイク・ライフに対して、最適であると言い切ることはできないのです。

ロードバイクの鍵の選び方はバランスを考慮しよう

ロードバイクを盗まれないようにするためには、高額かつ重量のある頑丈な鍵を選ぶという方法が鉄則ですが、あまりにも重たい鍵を複数持ち運ぶことはおススメできません。

ロードバイクを楽しむためには、防犯性能の高さと重量のバランスを考える必要があります。

ロードバイクの鍵の選び方の基本は複数の鍵を使う

頑丈で重たい鍵を複数つけることも、防犯対策の上では良い考えになりますが、やはり重量が重すぎることはロードバイクの楽しみを奪うことにつながりかねません。

そこで、重量を軽減するためにも、重たいU字ロックだけでなく、ワイヤーロックやチェーンロックなどの軽い鍵を併用することがオススメです。

持ち運びやすい重量と、鍵の防犯性のバランスを取ることが現実的なロードバイクの運用になるのです。

メインは重い鍵でサブは軽い鍵という組み合わせ

メインで使う鍵は重量のある頑丈な鍵を使い、それを補強するように他の軽い鍵を使うなども有効です。

窃盗犯は可能なかぎり短い時間で犯行に及びたいと考えているため、複数種類の鍵を仕掛けておくことで盗まれるまでの時間を延ばすことが可能になり、それは有効な防犯対策になります。

ワイヤーロックやチェーンロックなどは長さと使いやすさがあるため、フレームとホイールをつなぐなど、パーツの盗難を防止するために用いることも可能です。

基本的にロードバイクを街乗りに使用しない

ロードバイクの盗難被害が多いのは、人目につきやすい街中で、駐輪場や路上での被害も多いので、ロードバイクを街乗りに使うことは避けた方が賢明です。

ロードバイクはあくまでも趣味で使うものであり、日常の移動用の自転車として使うことは盗難に遭う確率を高めてしまいます。

窃盗犯からすれば、ロードバイクの鍵を、工具を使って壊すことは難しくはなく、また鍵そのものが壊せなかったとしてもロードバイクを分解してパーツを盗むことも可能です。

ロードバイクを多くの人の目に触れるような街中で使用することは、それだけでリスクとなり、防犯上は好ましくありません。

まとめ

ロードバイクの鍵の選び方は、頑丈さを重視するようにして選ぶこと、そして、複数の鍵を組み合わせることが防犯性をアップするためのポイントです。

ワイヤーロックよりもチェーンロック、チェーンロックよりもU字ロックが頑丈で、ロードバイクの鍵のメインとしては、U字ロックがオススメです。

しかし、重い鍵を持ち運ぶことは大変です。また、ワイヤーロックやチェーンロックなども使いやすさがあるので、パーツの盗難を防ぐためにもU字ロックと併用する使い方が良いでしょう。

鍵に関しての困りごとは、マッハ鍵サポートにご相談ください。

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WRITER この記事を書いたのは…

著者: 坂本祐一

大手金庫メーカー在籍3年、後に鍵開けチェーン店に勤務 その後マッハ鍵サポートに入社、鍵歴10年のベテランです。 セミナー講師、鍵連載コラム多数あり。

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