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自転車に保険は必要?鍵をかけるだけでは不安な人でも安心

2019.11.21 困ったとき

自転車利用者にとって悩みの種は、年々増加している自転車の盗難です。全国の自転車盗難の件数は30万件にも及ぶと言われていますが、盗難届け出が出されていないものも含めると、もっと多くの数の自転車が盗難被害に遭っていると予想されます。

特に、自転車の中でも数万円または数十万円する高価な商品は窃盗犯に非常に狙われやすく、鍵をかけていても被害に遭ったり、盗まれた後そのまま転売されてしまうケースも少なくありません。せっかく手に入れた愛車を盗まれてしまうと、金銭的なダメージはもちろん、精神的ダメージもかなり大きいですよね。

そこで検討していただきたいのが自転車の保険です。「自転車に鍵をかけるだけでは不安」ですから、自転車盗難保険を検討してみてはいかがでしょうか。

今回は、特に自転車盗難保険に焦点を当て、自転車保険との違いや保険料、またその補償額や加入するメリット・デメリットなどについてご紹介します。

自転車保険と自転車盗難保険の違いとは?

自転車には、大きく分けて自転車保険と自転車盗難保険の2種類があります。以下で、その違いについて、詳しく解説します。

自転車保険とは?

自転車保険は、例えば自転車に乗車中に他人にケガをさせてしまったり、自分が事故にあったりした際の治療費などを補償してくれる保険です。

自転車保険は、サービスを提供している会社が非常に多いのも特徴的であり、通勤や通学などに日常的に自転車を使用している方は、ぜひ入っておきたい保険であると言えるでしょう。

自転車盗難保険とは?

自転車盗難保険とは、万が一自転車が盗難にあった場合に購入金額の何割かが戻ってくるという保険です。また、盗まれたものと同じモデルの自転車を、最初に購入した時より割安で買えるというメリットもあり、自動車保険でいう車両保険と似たような内容となっています。

しかし自動車保険と比べてサービスを提供している会社は少なく、選択肢があまりないのがデメリットです。

自転車盗難保険の保険料と補償額は?

自転車盗難保険への加入を検討する際、やはり気になるのはその保険料と補償額です。そこで自転車盗難保険の保険料と補償額について解説します。

自転車盗難保険の保険料は?

自転車盗難保険の保険料は、購入した自転車の価格により異なりますが、だいたい価格の10分の1から20分の1ぐらいが相場です。つまり10万円の自転車を購入したとすると、保険料は5000円から10000円です。

自転車保険が1000円から加入可能であることを考えると、自転車の盗難保険の保険料は割高だと感じる方が多いかもしれません。

これほど自転車保険と自転車盗難保険の保険料額が異なるのは、自転車の盗難件数が非常に多いことと関係しています。被害に遭う自転車の数があまりに多いため、保険会社も保険料を高くしないと経営が成り立たないのかもしれませんね。

自転車盗難保険の補償額は?

自転車盗難保険の補償額は、サービスを提供している会社によって異なります。購入金額の全額を補償してくれる会社もあれば、金額の7割が戻ってくる会社もあります。また、盗難保険に入っていると、自宅の敷地内や駐輪場にきちんと鍵をかけて置いておきさえすれば補償の対象になるので安心です。

自転車盗難保険のメリット・デメリットは?

  

自転車盗難保険には、さまざまなメリットやデメリットが存在します。

自転車盗難保険のメリットは?

自転車盗難保険のメリットを2点ご紹介します。

1.新たな自転車の購入費用を得られる

何と言っても自転車盗難保険の最大のメリットは、万が一自分の愛車が盗難被害に遭っても、新しい自転車を購入する費用を得られるということでしょう。

しかも、盗難保険の中には、自転車を購入したときに一緒に買って取り付けたパーツやアクセサリーの費用も補償対象になるものもあり、被害を最小限に抑えることができます。また、車両保険も含まれているため、車両が壊れてしまった場合でも安心です。

2.安心して自転車を駐輪できる

たとえ自転車にきちんと鍵をかけていても、自転車ごと持ち去られてしまうケースもあります。そのためマンションに駐輪場が設置されていても、そこではなくわざわざ自転車を抱えて自室に運び保管する方も多いようです。

しかし、通勤などに毎日利用している方は、いくらエレベーターがあり車体が軽いといっても、日々自転車の運び込みを繰り返すのはかなり大変です。

その点自転車盗難保険に加入していれば、自転車を駐輪場に停めていて万が一盗まれたとしても新たな自転車の購入費用が得られるため、安心して自転車を駐輪することができます。

自転車盗難保険のデメリットは?

自転車盗難保険のデメリットとしては、加入条件が厳しいことや、保険料が高額であることが挙げられます。

加入条件については、自転車の購入時から1カ月以内でないと加入できないなど、期間が厳しく定められている場合もあります。また、前述したように保険料が高いということ、デメリットのひとつであると言えるでしょう。

まとめ

今回は自転車盗難保険を中心に、自転車保険と自転車盗難保険の違いや保険料、またその補償額や加入するメリット・デメリットについて詳しく解説しました。大切な愛車の万が一に備えて、あなたも自転車盗難保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。

しかし保険というのはあくまでも万が一のことを考えてのものですので、保険に頼るだけではなく自転車にはしっかり鍵をかけるなど、防犯対策も忘れずにきちんと行うようにしましょう。

鍵に関してはマッハ鍵サポートにお任せください!

WRITER この記事を書いたのは…

著者: 坂本祐一

大手金庫メーカー在籍3年、後に鍵開けチェーン店に勤務 その後マッハ鍵サポートに入社、鍵歴10年のベテランです。 セミナー講師、鍵連載コラム多数あり。

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