
キーレスの車が主流になってから、エンジンをかけるために鍵をさしたことがないという人もいるかもしれません。ボタンひとつでドアを開けたり、エンジンをかけたりと、車業界もここ数年でさらに技術が向上しています。
そんな便利さを代表するのが電子キーです。しかし、電池切れで車の鍵が開かないなどのトラブルを経験したことがある人もいるでしょう。そこで今回は、電子キーが電池切れになったときに知っておきたい対処法についてご紹介します。
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近年、発売されるほとんどの車には電子キーが搭載されています。また、呼び方はメーカーによって違い、人によって認識の差が生じてしまっているかもしれません。
各メーカーの電子キーの名称は以下の通りです。
メーカー | 名称 |
---|---|
トヨタ自動車 | スマートエントリー&スタートシステム |
日産自動車 | インテリジェントキーシステム |
本田技研工業 | Hondaスマートキーシステム |
スズキ | キーレススタートシステム |
スバル | キーレスアクセス&プッシュスタート |
三菱自動車工業 | キーレスオペレーションシステム |
ダイハツ工業 | キーフリーシステム |
いすゞ自動車 | アドバンストキーレスエントリー&スタートシステム |
電池切れで電子キーの反応がなければ大慌てする人もいるかもしれません。しかし、ほとんどの車種の場合、電子キーが電池切れでもドアを開けてエンジンをかけることが可能です。
ほとんどの車の鍵には物理的な鍵がエマージェンシーキーとして内蔵されています。取り外し方はメーカーによってさまざまですが、ボタンひとつで簡単に取り外すことができます。詳しくは取扱説明書やメーカーのホームページなどで確認してみてください。
エマージェンシーキーがあれば車のドアを開けることができます。ただし、防犯目的で鍵穴がカバーで隠れていることもあるため注意が必要です。また、開錠してから10秒以上の経過で防犯アラームが作動する車種もありますが、エンジンの作動で止まります。
キーシリンダーにエマージェンシーをさしてエンジンをかけましょう。電子キーを採用している車種では、鍵をさす部分がない場合もあります。この場合は、電池切れの電子キーをエンジンスタートボタンに近づけることで作動することもあります。
電子キーが電池切れの場合、対処方法は各メーカーによって異なります。各メーカーのホームページに掲載された対応についてリンクは以下の通りです。
ただし、車種ごとでも対処方法が違う場合があります。どうしてもやり方が分からないという場合は、ディーラーではなく各メーカーに問い合わせてみてください。
電子キーが電池切れになってもエマージェンシーで対処できることがほとんどです。しかし、車種によってはエンジンの作動までは難しいなど、完全にトラブルを解決することはできません。車の電子キーの電池を切らさらないための方法についてご紹介します。
電子キーの電池を切らさないためには、定期的な電池交換が大切です。
電池交換はディーラーでも対応していますが、自分でも簡単に交換することができます。ただし、メーカーや車種によって電池の種類が異なるため事前に確認しておきましょう。
車の電子キーは約1~2年程度の寿命といわれています。しかし、充電器や電化製品の近くに置くと常に通信している状態になるため、保管場所にも気を付けてください。
車の電子キーにはバッテリー残量が表示されません。
日常的に使用している状態で反応が悪くなってきたら電池を交換する時期だと考えて良いでしょう。本体と鍵の距離を近づけても反応が悪ければ急いで交換してください。
また、電子キーによってはLEDランプが点灯するものもあります。電池の残量が少なくなるとランプが点灯しないようになっているため、交換時期の目安として考えられます。
車の走行性能だけでなく、鍵技術も向上してきています。しかし、エマージェンシーキーの存在を知らずに使用している人も少なくありません。いつ電池切れするのか分からないことがほとんどなので、定期的に電池交換することをおすすめします。
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大手金庫メーカー在籍3年、後に鍵開けチェーン店に勤務 その後マッハ鍵サポートに入社、鍵歴10年のベテランです。 セミナー講師、鍵連載コラム多数あり。
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