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車のインロックについて【原因と開け方を知っておきましょう!】

2020.08.03 インロック


車の中に鍵を置き忘れて出てしまい、鍵を車内に閉じ込めてしまう…インロックと呼ばれるトラブルは代表的な鍵トラブルの1つであり、日常的に多発しています。

なぜ車のインロックは多く発生しているのでしょうか?

それは、スマートキーなどの、新しいタイプの車の鍵の機能が原因となっているケースもあります。

今回は車のインロックが発生する原因と、インロックしてしまったときの鍵開けについて紹介します。

車のインロックが起きる原因とは?

車の鍵トラブルでも代表的な事案がインロックです。

インロックが多発している原因には、スマートキーなどが普及したことも関係していると考えられています。

スマートキーでも車のインロックは多発している!

スマートキーは鍵そのものが常に電子暗号を送信し続けている鍵です。

そのため、スマートキーを持ったまま車に近づくだけで、電子暗号を車が受信して、自動的に車のロックを解除します。

また、エンジンを始動させるための情報も自動的に受信しているため、鍵を差し込まなくても、ボタン一つでエンジンを始動させられます。

優れた防犯性と同時に、高度な利便性を持っている使いやすい鍵ですが、このスマートキーも使い方を誤ればインロックを発生させる危険があります。

事実、スマートキーのインロックは多発しています。

スマートキーなのに車のインロックが起きる原因!

スマートキーは基本的に車内へ持ち込んでおけば、ドアのロックは解除されます(車種にもよります)。

スマートキーが車内にあると感知しているあいだは、ロックが発生しないはずですが、車内に置く場所によっては、車がスマートキーの電波を受信してくれない死角があります。

その位置は車の種類によっても異なりますが、ドアのポケットの内部や、ダッシュボードの上などでは、スマートキーから放たれる電波を感知することができないケースがあります。

そういった死角にスマートキーを置いたまま車の外に出てしまうと、車内に鍵がない状態だと車が判断して、自動的にロックをかけます。

こうしてスマートキーによるインロックが発生します。

インロックの原因には赤外線の誤作動がある!

スマートキーでなくてもリモコンキーなど、電波を送信する種類の鍵であれば、誤作動によるインロックのリスクは常にあります。

洗車中の車に鍵を置いたまま車外に出たときや、あるいはコンビニの駐車場で鍵を車内に置いたままにすることはインロックを招くリスクがあります。

洗車機のセンサーやコンビニの自動ドアのセンサーからは、赤外線の信号が送信されていますが、これらを車が感知すれば、誤作動してロックをかけてしまうことがあります。

短時間であっても、また適切に反応する車内の場所にスマートキーを置いてあったとしても、車から降りるときには必ず鍵を持ち出すようにしましょう。

車のロックを誤作動させる電磁波は、どこにでも飛び交っています。

車のインロックの解決方法!

もしも、車のインロックが起きてしまったときにはどうすべきでしょうか?

解決方法は3つあります。

自力での解決、ロードサービスへの依頼、そして鍵の専門家である鍵業者の出張サービスです。

車のインロックを自力で解決する方法!

車に限らず鍵の防犯性は高いため、自力で解決できる方法は極めて限られます。

一般的な解決方法は、合鍵の使用です。

合鍵を使ってインロックを解決しましょう。

もしも、合鍵がなければ、自力での解決方法は、窓ガラスを割って車内に入るほかありません。

車内に子供などが取り残されていて、熱中症のリスクがあるなどは、窓ガラスを割りましょう。

車のインロックを鍵業者への依頼で解決!!

車のインロックに対して、最も時間的に優れた解決策は鍵業者への依頼です。

鍵業者であれば複雑かつ高度な防犯性を持たされた鍵であったとしても、高確率で開錠することができます。

また出張サービスを受け付けている鍵業者も多いため、どこでも素早く来てくれるというメリットがあります。

インロックしてしまったときには鍵業者の出張サービスを選ぶことが最適の方法です。

ロードサービスでも車のインロックを解決できる!

ロードサービスもインロックを解決してくれます。

鍵業者に比べてのメリットは、ロードサービスに加入していれば追加費用が0円でインロックを解決してもらえることです。

一般的に費用も鍵業者より安いことも多く、料金が明瞭に表示されている安心感もあります。

デメリットは鍵開けの専門家ではないため、鍵の種類によっては鍵開けができないこともある点と、ロードサービスは多くの種類のトラブルに対応しているため、鍵業者に比べて依頼しても即応してくれるケースが少ない点になります。

緊急事態であれば救急車を呼ぶ!

もしも、夏場にインロックが発生して、車内に小さな子供が取り残された結果、熱中症のリスクが考えられるときには、救急車を呼びましょう。

熱中症は命に関わる症状であり、緊急医療の対応が必要となります。

まとめ

車のインロックが起きたときは、合鍵を使う、鍵業者・ロードサービスへの依頼で対応し、インロックを予防するために、車から降りるときには、必ず鍵を持って降りるようにしましょう。

また、もしもインロックが起きたことで車内に熱中症患者が発生したときは、救急車を呼ぶことも選択肢です。

鍵に関するトラブルの解決は、マッハ鍵サポートにお任せください!

 

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WRITER この記事を書いたのは…

著者: 坂本祐一

大手金庫メーカー在籍3年、後に鍵開けチェーン店に勤務 その後マッハ鍵サポートに入社、鍵歴10年のベテランです。 セミナー講師、鍵連載コラム多数あり。

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