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金庫の鍵を紛失したときに知りたい!金庫を開けるための3つの対処法

2019.10.01 困ったとき

通帳や大事な書類などを金庫に保管している人もいるのではないでしょうか。しかし、いざというときになって鍵を紛失したことに気が付いてガッカリ。開けたいのに開けられないという、自分ではどうにもできない状況はストレスが溜まる一方です。

そんな金庫の鍵を紛失してお困りの方に向けて、鍵開けのプロが金庫の鍵を失くしたときの対処法を伝授します。この記事を読み進めていけば、金庫のトラブルも解決できるはず。金庫の鍵を紛失して困っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

メーカーへ問い合わせ

金庫メーカーに問い合わせて、合鍵の作成を依頼する方法です。鍵の種類によっては1本3,000円程度で済むこともありますが、金庫が古い場合はメーカーが倒産している可能性も考えられるため注意が必要です。

メーカーへの問い合わせ方法

金庫メーカーに電話をかけ、合鍵を注文する流れは以下の通りです。

  1. メーカーに問い合わせて「鍵を紛失したので合鍵を作成したい」と伝える
  2. 住所、氏名、電話番号、メールアドレス金庫の型番といった必要事項を伝える
  3. 身分証明書の提示、確約書の提出といった今後の進め方について確認する
  4. 1~2週間ほどで合鍵が届く

メーカーによっては、合鍵作成に「鍵番号」が必要なケースもあります。鍵番号が不明な場合は照会料金が加算されることもあるので覚えておきましょう。

合鍵を作成してくれるメーカー例

金庫の合鍵を作成してくれる主なメーカーは以下の通りです。

ITOKI(イトーキ)
電話番号03-6910-3958
受付時間9:00〜17:45(土、日、祝日、夏季休業日、年末年始を除く)
EIKO(エーコー)
電話番号0570-099-177
受付時間9:00〜17:00(土、日、祝日は定休)
コクヨ
電話番号0120-201-594
受付時間9:00〜17:00(土・日・祝日・年末年始・夏季休暇期間を除く)
SENTRY(セントリー)
電話番号03-5447-5311
受付時間9:00〜18:00(年中無休)
Diplomat(ディプロマット)
電話番号03-6424-8588
受付時間9:00〜17:00(土日祝日休)
日本アイエスケイ(キングクラウン)
電話番号029-869-2001
受付時間9:00〜17:00(土日祝日休)

防犯の関係上、メーカーに問い合わせてすぐに合鍵を作成してくれるわけではありません。身分証や確約書を金庫メーカーに提出して1~2週間ほどの時間がかかります。

金庫を破壊する


金庫を自分で壊して開けるのもひとつの方法です。

手持ちサイズの簡易金庫であれば簡単に壊すことができます。また、ある程度頑丈なものでも、サンダーやバールといった工具を使えば素人でも破壊できることもあります。

しかし、女性だと難しい作業になるだけでなく、怪我をする危険性がありおすすめはできません。より安全に開けるのであれば、メーカーや専門業者に依頼した方が良いでしょう。

鍵業者へ依頼する

すぐにでも金庫を開けたいのであれば、専門の鍵業者に相談することをおすすめします。自分で破壊するよりも確実で、何よりも安全に開けることができます。最短即日で駆けつけてくれるだけでなく、金庫の種類によっては合鍵作成にも対応しています。

鍵業者が対応する金庫のタイプ

鍵業者が開けることのできる金庫のタイプは以下の通りです。

  • ダイヤル式
  • シリンダー錠
  • テンキー式
  • 磁気ロック(マグネット式)
  • 生体認証式
  • ICチップカード式

金庫の鍵にはさまざまなタイプがあります。「家の金庫の鍵でも対応できるの?」と不安に感じている人もいるかもしれませんが、基本的にはどのタイプの金庫にも対応しています。

また、最近ではマルチロック式といった複数タイプの鍵を組み合わせた金庫が主流になっていますが、現在販売されている金庫であればどのタイプでも鍵開け対応可能です。

業者へ依頼する3つのメリット

メーカーと比較すると鍵業者に不安を感じている人もいるのではないでしょうか。たしかに身近な存在ではないため、依頼するのに躊躇ってしまうのかもしれません。金庫の鍵を紛失したときに、業者へ依頼する3つのメリットをご紹介します。

トラブルの解決が早い

何よりも、他の方法と比べてトラブルの解決が早いです。電話一本で駆けつけてくれるため、早く金庫を開けたいと考えている人にはおすすめです。業者によっては365日24時間対応しているところもあり、すぐに金庫トラブルが解消できるのは安心ですよね。

金庫を傷つけない

鍵を紛失したとはいえ、この先も使い続けたいと考えている人もいるのではないでしょうか。鍵業者であればプロの技術によって、金庫を傷つけずに丁寧に開けることができます。また、中に入っている貴重品の安全も保証されているから安心です。

手間が少ない

金庫の種類によっては、鍵開けだけでなく合鍵の作成にも対応しています。そのため、新しく金庫を購入したり、合鍵を作成するために別で注文したりといった手間がほとんどありません。電話一本ですべてを解消してくれるのは大きなメリットといえます。

まとめ


金庫の鍵を紛失して、時間に余裕があればメーカーに問い合わせてみても良いでしょう。メーカーの倒産や、すぐにでも開けたいということであれば専門の鍵業者に相談してみてください。電話一本で金庫トラブルを解決してくれるためおすすめです。

WRITER この記事を書いたのは…

著者: 坂本祐一

大手金庫メーカー在籍3年、後に鍵開けチェーン店に勤務 その後マッハ鍵サポートに入社、鍵歴10年のベテランです。 セミナー講師、鍵連載コラム多数あり。

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