
日本国内での空き巣の発生件数は、平成三十年のデータで22103件、一日あたり60件近くになります。
これらはあくまでも認知されて警察に報告された空き巣の件数であり、実際にはそれ以上の件数が起きていると考えられます。
空き巣はありふれた侵入犯罪であり、いつその被害に遭うか分かりません。
今回は空き巣の手口を解説し、その手口を防ぐための対策についてもご紹介します。
空き巣の手口を知って、防犯計画に活かしましょう!
Contents
そもそも空き巣のターゲットになりやすい家とは、どういった家なのでしょうか?
その特徴を知ることで、空き巣への理解が深まり、防犯対策をデザインしやすくなります。
空き巣の狙う家には、人通りが少ない場所にある、植木などの身を隠せるものが多い場所にある、街灯が少なく暗がりに隠れられる場所にあるなどの特徴があります。
空き巣は、人に目撃され、通報されることを警戒しているため、人の視線から死角になるポイントが多い家は狙われやすくなります。
例えば、ブロック塀などがある家の場合、空き巣は、ブロック塀に身を隠して侵入します。
空き巣は一人暮らし向けのマンションやアパートを狙う傾向があります。
明かりが消えていれば、その部屋の住人は出かけている可能性が高くなります。
また出かける様子を観察することで、無人のタイミングを見計らって犯行に及ぶ空き巣もいます。
空き巣が狙う家の特徴には、オートロックや防犯カメラなどの防犯システムが採用されていない一戸建てやアパートなどがあります。
防犯システムが脆弱であれば、それだけで空き巣が狙いやすくなります。
オートロックのマンションや高層階などは防犯性が高いはずですが、そこに油断が生じるせいで、無施錠である確率も高くなっています。
空き巣はその油断を計算に入れて、ターゲットとすることがあります。
防犯性の高い家も空き巣に狙われる危険があります。
防犯性の高さ=金目のものがあるのではないかという判断を空き巣はするのです。
空き巣には下調べをするタイプもいますが、通りすがりに空き巣を行うタイプもいます。
空き巣は突発的に犯行に及ぶこともあるため、どのような家でも、空き巣に狙われる可能性はゼロではありません。
有効な空き巣対策にはどのようなものがあるのでしょうか?
有効な防犯対策をご紹介していきます。
空き巣は、ドアや窓ガラスを不正に鍵開けしたり壊したりして侵入してきます。
それらの侵入ルートを完璧に妨害する方法はありませんが、二つ以上の鍵をかけることにより、確実に侵入へ要する時間を延長させられます。
空き巣は5分以上侵入にかかれば半分以上があきらめ、10分以上かかれば9割があきらめるというデータがあります。
絶対に壊されない鍵はありませんが、それが一つより二つあることで、少なくとも二倍の時間を稼ぐことになり、空き巣があきらめる確率も増えます。
防犯対策は一つだけでは不十分です。
窓であれば、格子窓を付け、防犯ガラスに替え、ガラスへの攻撃に反応する警報を付け、補助錠を使いダブルロックを施し、室内に防犯アラームを設置するなどといった対策を幾つか重複させることが有効です。
玄関であればダブルロックを確実に行い、空き巣が隠れやすいようなものを置かないことなどが大切です。
オートロックであったとしても、格子窓であったとしても、一つ一つの防犯対策には攻略法が既にあり、空き巣はそれを知り尽くしています。
それでも防犯対策を有効に機能させるために、出かけるときは窓や玄関を必ず鍵かけするという基礎の防犯を確実に行うようにしましょう。
空き巣は心理を読み、油断することを想定して行動してきます。
防犯カメラの設置は空き巣に対して有効です。
侵入犯罪の証拠となるため、最も空き巣が警戒する防犯システムです。
広い角度を撮影することができ、解像度の高い高画質であり、録画機能のある防犯カメラが理想です。
防犯カメラを設置し、その存在をアピールする表示や看板を設置することも有効です。
空き巣の手口は狡猾なものであり、こちらの心理を読んで行動します。
油断することなく複数の防犯対策を実行することが、有効な防犯になります。
どの防犯対策も有効ではありますが、それらを確実に行い、積み重ねるように使用するようにしましょう。
鍵に関するご相談は、マッハ鍵サポートにお任せください。
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