
鍵メーカーや新規の電子機器メーカーなどの努力により、鍵の強度や防犯性および利便性は日々向上しています。
しかし、どんな最新の鍵であっても空き巣に狙われる被害が発生しています。
それはどういった理由からなのでしょうか?
今回は、最新の鍵でも空き巣被害が発生する理由を解説します。
防犯の知識を蓄え、空き巣が嫌がる家を目指しましょう!
Contents
最新の鍵であるほど防犯性そのものは高くなるのは事実ですが、どんな優れた道具であったとしても使い方を誤れば十分な機能を発揮してくれません。
空き巣が嫌がる家になれないことがある最新の鍵についてご紹介します。
電子暗号を鍵代わりにしているスマートロックは、鍵穴を無くしているものもあるため、ピッキングに対して強さを発揮します。
そして、スマートフォンを鍵代わりにする利便性や、シェアリング機能を使うことで複数のスマートフォンを鍵にできるという高度な利便性があります。
さらにはオートロック機能を持っているため、無施錠という空き巣が好む条件は起こりえません。
しかし、空き巣のターゲットとなりやすいのが、オートロックを採用している物件です。
その原因は住民が油断していることが多いからです。
最新の鍵を使っているという油断から、玄関はともかく窓の施錠などが疎かになりがちです。
そして、スマートロック型の鍵を使いこなせるのは比較的若い年齢のユーザーであり、単身世帯が多い傾向があります。
単身世帯であると悟られたあとは、出勤や通学するタイミングを観察されれば、無人の住宅だけが残ります。
玄関の施錠が十分であれば、窓から侵入して窓ガラスを割って侵入すればいいのです。
またスマートロック化したところで、工具を使えば問題なく壊せます。
ドリルで十数秒攻撃すれば、スマートロックは二度と機能しない状態になります。
スマートロックの利点は、スマートフォンを持っているだけで勝手にロックを解除してくれることです。
その利便性は大きな魅力ですが、スマートロックの機能を発揮させるためには、ドアに他の鍵を付けにくくなります。
スマートロックを無数にドアに取り付ければ利便性は確保できますが、タイムラグを生まずに瞬時に全ての鍵が開閉してくれる機能を持っているかは製品次第です。
スマートロックを取り付けたとしても、鍵やドアの構造そのものが強化されていなければ、こじ開けるのは簡単です。
また、スマートロックの製品が鍵として使っている電子情報は、スキミングや無線傍受により盗み取られるリスクもあります。
デジタルなガジェットを使うのは居住者だけでなく、空き巣も使うことがあります。
そして、最新の鍵であるスマートロックにしたからといって、原始的な方法でもハイテクな方法でも攻略されます。
スマートロックを使用しても空き巣を防ぐ効果は限定的であり、居住者の情報を与えてしまうリスクを管理できません。
むしろ、空き巣が狙いやすい家の特徴の一つに、オートロック化した家が含まれています。
最新の鍵を使っていたとしても、そこから個人情報を分析されるリスクがあります。
プロの空き巣は下見を好む侵入犯罪者であり、より多くの情報を悟られることはリスクです。
複数の鍵をつけることで、空き巣が嫌がる家に近づきます。
頑強な鍵であることと、鍵の数が多いことの二つの要素が、空き巣対策の決定的な要素です。
玄関ドアには二つ以上の鍵を使い、可能であればCP認定マークが刻まれている、工具の攻撃に耐えられる鍵を選びましょう。
スマートロックや鍵だけに頼るのではなく、他にも有効な防犯グッズを配置するように心がけましょう。
防犯カメラやセンサー付きの警報装置の設置は空き巣を遠ざける効果が高いものです。
防犯用の砂利を敷地にまいたり、番犬に向く大きな犬を飼うことも有効です。
完璧な防犯は一つの対策では不可能です。
最新の鍵であっても突破されますが、より多くの防犯用品が設置されているほどに、空き巣が嫌がる家に近づきます。
空き巣の侵入方法で多いものは、無施錠のドアや窓からの侵入です。
油断して窓や勝手口の鍵を開けていれば、空き巣はそこから侵入してきます。
空き巣は家の全てのドアや窓を観察し、無施錠である場所を選びます。
基本的な防犯対策ですが、出かけるときは全ての出入口に施錠することを徹底する必要があります。
そうすれば、防犯グッズは能力を発揮して、空き巣が嫌がる家に近づきます。
最新の鍵であっても空き巣に狙われないとは言い切れません。
空き巣が嫌がる家は、防犯意識が高く、防犯が徹底されている家になります。
一つの防犯対策に依存するのではなく、複数の防犯対策を重ね合わせて、空き巣が嫌がる家を目指しましょう。
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