
侵入窃盗対策として有効な方法に、ワンドア・ツーロックという考え方があります。それは、一つのドアに鍵を二つ以上つけるという考え方です。
侵入窃盗の犯人は侵入にまで10分以上かかると、大半があきらめるというデータがあり、ツーロックをすることで不正な侵入に要する時間を延長させるという作戦です。
そして、防犯の専門家からも高く評価されるワンドア・ツーロックを実践するために、多くの方が補助錠を使用しています。
ワンドア・ツーロックは、防犯上有効であることは明確なのですが、補助錠を採用するとき気になることがあります。
それは、補助錠を取り付けるときの費用です。
今回は自宅に補助錠を取り付けるときの費用について、ご紹介します。
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補助錠にはさまざまな種類が販売されています。
玄関ドア用の補助錠はもちろん、室内ドア向き、窓の鍵をフォローする補助錠など、用途に合わせて多くの商品が開発されています。
ドアと窓のどちらにしても、自宅の鍵に補助錠を取り付ける方法は二つです。
補助錠を購入して自力で取り付けるか、あるいは鍵の専門家である鍵業者への依頼になります。
もちろん、費用を安く済ませられるのは自力での取り付けになります。
補助錠とそれを取り付けるための道具さえあれば、自力で補助錠を取り付けることは可能です。
補助錠には取り付けのガイドラインが書かれた取扱説明書もあり、簡易な取り付けが行える補助錠も数多く発売されています。
値段や機能はピンからキリまであり、高度な防犯性が期待できる簡易な補助錠なども販売されています。
取り付けたい補助錠をネットなどで検索し、その防犯機能や取り付け方を確認したのちに購入するなど、自力での取り付けを行うことで、費用を抑えることが可能です。
費用面では最も経済的なメリットがある自力での取り付けですが、注意すべきポイントがいくつもあります。
まずは取り付けたい補助錠がドアや窓に対応しているかの確認です。
とてもたくさんの種類が販売されているため、適切に確認しておかなければ取り付けはできません。
次に問題になるのは取り付けの完成度です。
たとえ簡単な作業であっても、それを間違いなく確実にこなせるかは保証できません。
工具の使用や鍵の取り付けに慣れている方ならば、問題なく補助錠を理想の形で取り付けられるかもしれませんが、そうでなければ失敗するリスクもあります。
ドアを固定して正確に作業しようとするあまり、ドアを歪めた状態で補助錠を取り付けてしまえば、ドアへのダメージになるだけでなく、補助錠の防犯性が減弱します。
部品の互換性や施工の完成度に間違いない方法は、鍵の専門家への依頼です。
補助錠を自宅のドアにでも窓にでも完璧に取り付けてくれるでしょう。
しかし、当然のことながら専門家の技術には報酬を支払うことになります。
補助錠の取り付けにかかる費用の内訳は、補助錠自体の値段になる部品代+作業費用です。
補助錠は種類が豊富であり、値段や取り付けにかかる時間も差が大きなものです。
あくまで一般的な相場になりますが、通常の補助錠であれば1万5000円~4万円ほどです。
もちろん、部品代だけで10万円以上するようなハイセキュリティーの鍵も補助錠として使うことはできます。
工具一つで取り付けられるような簡易な補助錠であれば、多くのケースで1万円~2万円以内に取り付けてもらえます。
補助錠の値段や互換性の確認、取り付け作業などをそれだけの費用で代行してもらえます。
チェーンロックの増設や、かんぬき型の簡易な補助錠、窓の鍵を保護する補助錠などは、この費用で行えます。
ドアの補助錠で最も頼りになるものは面付けタイプの鍵を増設するという方法です。
この場合は、ドアに穴を開けて、新たな鍵を取り付けることになり、作業は大掛かりになるため、3万円~4万円以上はかかります。
面付けタイプの補助錠の中には、防犯性の高度な鍵も多く、それらは部品代だけでも2万円~3万円はするからです。
しかし、それらの防犯性が高い鍵であれば、ピッキング、サムターン回し、カム送り、鍵そのものへの破壊などに対して、強い防犯性をもたらしてくれます。
防犯性を高めるために、ドアや窓には二つ以上の鍵をつけることが推奨されています。
侵入犯罪には空き巣だけでなく、居住者の生命の危険が発生する強盗、性犯罪者、ストーカーなども含まれます。
玄関や窓の鍵には補助錠をつけて、少しでも侵入犯罪による被害に遭わないように心掛けましょう。
また防犯カメラや防犯センサーなどの鍵以外の防犯グッズも併用することで、より防犯性を高めることができます。
鍵に関するご相談は、マッハ鍵サポートにお任せください。
※エリアや時間帯や混み具合によっては加盟店へ出動依頼をする事があります。