
玄関ドアの鍵は、かつてよりもはるかに防犯性の高い鍵へと進化しましたが、空き巣は撲滅されてはいません。
治安のいい日本においても、空き巣の被害は日常的に起きています。
巧妙かつ悪質化している侵入犯罪の手口とは、一体どのようなものなのでしょうか?
今回は空き巣の手口を具体的に解説すると共に、それら侵入の手口に対しての防犯策をご紹介していきます。
防犯の知識を得ることで、空き巣の被害に遭う確率を低くしましょう!
Contents
空き巣の主要な侵入ルートの一つが玄関ドアになります。
どういった方法で空き巣は玄関ドアを突破しているのでしょうか?
空き巣の犯行は昼間に起きるものも多く、それらの中で主要な手口の一つが無施錠の玄関ドアからの侵入です。
昼間だからといって、玄関ドアの鍵をかけなければ空き巣被害に遭うリスクが生まれます。
対策法としては常に鍵をかける心構えを持つことが大切です。
オートロック機能のついたスマートキーやカードキーなどの電子錠に鍵交換することで、無施錠は防げます。
空き巣の代名詞的な手口がピッキングです。
特殊な工具を鍵穴に差し込むことで、不正に鍵開けを行います。
古く防犯性の低い鍵であれば、慣れた空き巣であれば十秒もかからず鍵開けしてしまいます。
対策としては、防犯性の高い錠前に交換することです。
ディンプルキーなどを使う錠前であれば、ピッキングの難易度は大きく上がります。
また鍵穴の要らない暗証番号式、カードキー、スマートキーに鍵交換することでもピッキングの被害を防げます。
玄関ドアの一部にドリルなどを使って穴を開けて、そこから工具を差し込み、玄関ドアの内側にある鍵をかけるツマミ(サムターン)を操作して開錠します。
サムターンガードなどの防犯グッズで、サムターンの周囲をカバーすることで対策できます。
鍵そのものの構造をドリルなどで壊してしまいます。
また部分的に破壊して、専門性のある工具を使い、カム送りと呼ばれる方法で錠前内部を操作し、不正な鍵開けを行うこともあります。
CPマークに認定された防犯性の高い錠前などに交換すれば、ドリルや工具による破壊にも強くなります。
ドアとドア枠の隙間にバールなどの工具を差し込み、てこの原理を応用した力ずくの方法でドアを開きます。
隙間を埋めてくれるドアプレートなどの防犯グッズを付けることで、工具を差し込まれにくくします。
空き巣が玄関ドアを不正に開く方法は複数ありますが、共通して有効な方法は補助錠などを付けて二重に鍵をかけることです。
ワンドア・ツーロックという防犯の原則が有効です。
玄関ドア以上に侵入されるリスクの高い場所が窓です。
窓は玄関ドアに比べて防犯性がかなり低いため、空き巣の6割以上が、窓からの侵入を行っています。
高層階だからといって油断は禁物です。
七階以上の高層階からでも空き巣はベランダの無施錠だった窓から侵入してきたという事例もあります。
どんな高層階に住んでいたとしても、出かけるときは必ず窓に鍵をかけるようにしましょう。
三角割りという手口では、マイナスドライバーを使い、窓ガラスとサッシの間を狙って攻撃します。
3~4回の攻撃でガラスは全体的にひび割れてしまいます。
音もあまり立たないため、線路の近くなどそれなりに音がする場所であれば誰にも気づかれず侵入されることがあります。
大きな音を立てることを気にしなくていい状況であれば、バールなどの尖った工具を叩きつければ一瞬でガラスは割れます。
ライターやバーナーなどを使って、窓ガラスに高熱を与えます。
熱を与えられたガラスは膨張することで、周囲のガラスとせめぎ合い、数十秒も経たずに割れてしまいます。
一般的なガラスであれば、十秒もかからずに破られてしまう危険があります。
ガラスを壊されにくくする方法は多くありません。
防犯性の高いガラスに交換するか、防犯フィルムを貼ることで、割られても窓ガラスの形を保つことで、窓からの侵入は防げるようになります。
ガラスが割られても窓が動かないように鍵をかけられる補助錠や、破壊行為に反応して警報を鳴らす防犯アラーム、窓格子を取り付けることなどが対策になります。
空き巣の手口は数多くありますが、無施錠のドアや窓から入りやすいものです。
防犯の基本ですが、可能な限り侵入されるリスクのあるドアや窓には鍵をかけるようにしましょう。
また、鍵やガラスを破壊されたとしても、補助錠を取り付けておくことは有効な防犯対策になります。
ワンドア・ツーロックという防犯の基礎を順守して、空き巣の侵入をできるだけ防ぎましょう。
鍵に関するご相談は、マッハ鍵サポートにお任せください。
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