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セキュリティ対策におすすめ!鍵を安全に管理するキーボックスとは

2019.09.20 鍵について

家族や職場の人間同士など、ひとつの鍵を共有したいと考えている人もいるのではないでしょうか。合鍵をいくつも作ってしまうと、紛失したときの交換費用が高くなってしまいます。そんな鍵を安全に管理したいという人には、キーボックスがおすすめです。

キーボックスを活用することで、鍵の管理や受け渡しがスマートになること間違いなし!そこで今回は、セキュリティ対策のひとつとして導入したいキーボックスの特徴や選び方、注意点などを、初めて購入する方にも分かりやすくご紹介します。

キーボックスとは?

キーボックスとは、鍵を安全に管理するためのツールのことです。家族や職場の人だけで鍵の共有が可能になります。キーボックスを活用すれば、鍵の管理や受け渡しがスマートに行えます。まずは、セキュリティ対策におすすめしたいキーボックスの特徴をご紹介します。

どんな場面で役に立つ?

キーボックスは利用する人が多ければ利便性が高くなります。たとえば、多くの従業員が出入りするオフィスなどでは、全員に合鍵を渡すよりも、キーボックスに保管した鍵を共有した方が、紛失するリスクも軽減され安全です。他にも、一般家庭なら自宅のドア付近にキーボックスを設置し、スペアキーを入れておくことで、万が一の場合に役立ちます。

キーボックスは本当に安全?

キーボックスを活用する一番のメリットが“鍵の紛失”を軽減できることです。とはいっても、本当に安全なの?と疑う人もいるかもしれません。製品の安全性は信頼できるものを購入するしかありませんが、より安全に活用するためには、暗証番号などの取り扱いには注意することです。家族で共有する場合は、お子さんにもしっかりと説明しておきましょう。

キーボックスの開錠方法

キーボックスは暗証番号などを使って管理するのが基本です。しかし、番号を入力するだけでも、ダイヤル式やプッシュ式など違いがあります。それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで選ぶようにしましょう。キーボックスで使われる開錠方法をご紹介します。

ダイヤル式


第三者に見られる場所で使うなら「ダイヤル式」がおすすめです。数字をそろえて解錠する方法で、操作するときに周りから数字が見えにくいのがメリットです。ただし、解錠後に番号を並び替えておかないと、誰でも開けられる状態になってしまうリスクもあります。使用後は番号の変更を徹底できるようにしておくことが、安全に使用するためのコツです。

プッシュ式・テンキー式

オフィス内や家の中など、第三者に見られる心配がない場所で使うなら「プッシュ式」や「テンキー式」も役立ちます。電卓のような数字のボタンが並び、あらかじめ設定した暗証番号を入力するだけで解錠可能です。後ろで誰かが見ているとボタンの位置で暗証番号が分かってしまうリスクがあるため、玄関のドアなどでは使用しないようにしてください。

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シリンダー式

暗証番号は自由に設定することができますが、忘れてしまう可能性がある人にはシリンダーキーのみで解錠できるタイプも良いでしょう。少人数で鍵を共有するだけなら、シリンダー式でも問題ないでしょう。ただし、物理的な鍵を持つことになるため、紛失するリスクが伴います。鍵をしっかりと管理できるという人のみにおすすめできるタイプです。

キーボックスは設置場所や用途に合わせて選ぶ

キーボックスの選び方は開錠方法だけでなく、どこに設置するのか、何を使うのかによっても変わってきます。壁に固定して使う「キャビネットタイプ」と、いろいろな場所に設置できる「南京錠タイプ」の2種類です。それぞれの特徴についてご紹介します。

オフィスや店舗で使うなら「キャビネットタイプ」


オフィスや店舗など、複数の鍵を共有したいということであれば、複数の鍵を管理可能な「キャビネットタイプ」がおすすめです。鍵をかけるためのフックがいくつも付いており、複数の鍵をまとめて管理することができます。壁に固定して使うだけでなく、卓上に置いて使用することもできるため、場所を上手に活用する点も大きなメリットです。

オールマイティに使うなら「南京錠タイプ」

オフィスの扉以外にも、自宅の玄関や宅配ボックスなど、いろいろな場所で使うのなら「南京錠タイプ」がおすすめです。本体は空洞のボックスになっているものがほとんどで、鍵だけでなく印鑑などの貴重品も保管しておくことができます。また、キーボックスの大きさ次第ですが、個人間でのちょっとした宅配ボックスとしての役割も果たしてくれます。

まとめ

自宅の玄関はもちろんのこと、不特定多数が出入りするオフィスなどでも、手軽にセキュリティ強化ができるキーボックスはとても便利です。暗証番号の管理やシリンダーキーの紛失などに気を付けて、鍵の管理をスマートに行いましょう。

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WRITER この記事を書いたのは…

著者: 坂本祐一

大手金庫メーカー在籍3年、後に鍵開けチェーン店に勤務 その後マッハ鍵サポートに入社、鍵歴10年のベテランです。 セミナー講師、鍵連載コラム多数あり。

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