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家の鍵を交換したい!泥棒に入られない防犯性の高い鍵の選び方

2020.03.25 鍵について


「かなり古くなったから」「防犯性能を高めたいから」といった理由で、家の鍵を交換したいと思うことは珍しくありません。

そのようなとき、せっかく交換するなら、少しでも防犯性の高い鍵にして、犯罪から身を守りたいと思いませんか?

そこで今回は、泥棒に入られないような防犯性の高い鍵の選び方について解説します。

古い鍵は不正開錠のリスクが高い

ひとくちに「鍵」といっても、古典的なものから近代的なものまで数多くの鍵が市場に出回っています。

鍵の防犯性能は、鍵の種類ごとに大きく異なります。

そして、往々にして鍵の製造が古いものほど防犯性能が低く、家の鍵が古いと泥棒に不正開錠されるリスクが高いのです。

「ピッキング」や「サムターン回し」など、不正開錠する方法は数多く存在し、古い鍵であるほどにそうした手法に弱くなっています。

防犯を意識するのであれば、家の鍵を防犯性能の高いものに交換するのが手っ取り早いです。

防犯性能の高い鍵の種類

防犯のために家の鍵を交換するのであれば、防犯性能の高い鍵にすることをおすすめします。

鍵屋がおすすめする、防犯性能の高い鍵は以下の4種類です。

ディンプルシリンダー鍵

「ディンプルシリンダー鍵」は、表面に大きさの異なるへこみがつけてあるタイプの鍵です。

従来の「ディスクシリンダー鍵」や「ピンシリンダー鍵」と比較して、ピッキングが難しくなっています。

鍵の素人には複製することが難しいため、防犯性の高いシリンダー鍵です。

カードキー

「カードキー」は、名前の通りカードタイプの鍵です。

ピッキングできないことはもちろん、複製も難しいため防犯性能の高い鍵として有名です。

財布に入れて携帯できる点や施解錠の手間が少ないといったメリットもあります。

一方でカードキーは、カードの破損リスクやカードリーダーの故障リスクなども考慮しなければなりません。

暗証番号錠

「暗証番号錠」とは、あらかじめ設定してある暗証番号を入力することで開錠するタイプの鍵です。

持ち歩く鍵が存在しないので、鍵の紛失や破損によって室内に入れなくなるリスクがありません。

鍵穴も存在しないので、ピッキングのリスクがない点も防犯上のメリットです。

しかし本人が暗証番号を忘れてしまうと開錠できなくなるうえに、他人に暗証番号が漏れてしまうと不正開錠されるリスクがあります。

生体認証錠

「生体認証錠」とは、住人の身体の一部を鍵として読み取ることで開錠するタイプの鍵です。

主に以下の方法で本人確認を行います。

  • 指紋
  • 網膜

これも鍵穴が存在しないので、ピッキングのリスクがありません。

鍵を使わないタイプであるため、鍵の紛失・破損リスクがないというメリットがあります。

また、暗証番号錠と異なり「暗証番号を忘れる」「他人に暗証番号が漏れる」といったリスクがありません。

鍵が「体の一部」という特性上、鍵を複製することはできないので防犯性能がとても高いです。

最近では精度が高まっているものの、年齢や乾燥、肌荒れなどを原因として指紋を認識できないケースがある点には注意が必要となります。

鍵の交換は鍵屋に相談しよう!

家の鍵を交換して防犯性能を高めたいのであれば、お近くの「鍵屋・鍵業者」に相談することをおすすめします。

鍵屋に相談するメリット

鍵屋は鍵の専門家であり、さまざまな鍵を取り扱っています。

鍵交換に関しても相談を受付けており、どういった理由で鍵交換したいか、予算はどれくらいかを相談することで最適なプランを提示してくれるでしょう。

鍵屋には鍵交換の他にも「開かない鍵を開ける」「補助錠を取り付ける」といった鍵に関するさまざまな相談ができます。

また、ハウスメーカーや不動産会社、便利屋なども鍵交換を相談できますが、最終的に鍵屋に依頼することになるケースが多いです。

鍵屋に鍵の交換を相談する際の注意点

鍵屋に鍵交換を相談する際には、最低でも3社以上の業者に見積もりを依頼してください。

世の中には「技術が伴わない」「見合わない高額な料金を請求する」といった悪質な業者が存在します。

複数の業者で見積もりをしてもらうことで希望する施工の費用相場がわかり、相場よりも安すぎる、または高すぎる金額を提示する業者を見抜くことができます。

賃貸物件は鍵交換できない?

家の鍵を交換するにあたって「賃貸物件」にお住いの場合、防犯のためとはいえ勝手に鍵を交換することはできません。

しかし、家の鍵が老朽化している場合や、防犯意識の高い大家や管理会社であれば、防犯性能の高い鍵に交換することを許可する可能性はあります。

まずは大家や管理会社に連絡して、鍵交換について相談してみましょう。

関連記事:賃貸物件の鍵交換は必要?費用負担の相場やトラブル時の対処法を解説

まとめ

新しい技術を導入している鍵は、家の鍵として高い防犯性能を持つものが多いです。

暗証番号や生体認証は防犯性能が高い一方で、交換費用が高額になるケースが多いのは無視できません。

どこまで防犯性能を高めたいのか、予算はどのくらい用意できるのかを含めて鍵屋に相談し、最適なプランを一緒に考えることをおすすめします。

鍵に関するご相談は、マッハ鍵サポートにお任せください!
お問い合わせはこちらから

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WRITER この記事を書いたのは…

著者: 坂本祐一

大手金庫メーカー在籍3年、後に鍵開けチェーン店に勤務 その後マッハ鍵サポートに入社、鍵歴10年のベテランです。 セミナー講師、鍵連載コラム多数あり。

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